ITを紐解く魔法学校

算術演算子は、私たちが日常的に行う基本的な数学計算をプログラム内で実行するためのものです。

• + (加算)
• - (減算)
• * (乗算)
• / (除算)
• % (剰余、割り算の余りを求める)

例えば：

let a = 10;
let b = 3;
console.log(a + b);  // 結果: 13
console.log(a - b);  // 結果: 7
console.log(a * b);  // 結果: 30
console.log(a / b);  // 結果: 3.3333...
console.log(a % b);  // 結果: 1

特に % 演算子は、「10 ÷ 3 = 3 余り 1」の「1」を求めるものです。

これは、例えば偶数・奇数の判定などに使われる便利な演算子です。

次の計算結果を予想してみてください（クリックで答えが見れます）

実際にコードを動かしてみたい方は、下記のページを参考にして動かして確認してみてください！

GoogleAppsScriptのコードを実行する方法 - pikary-box

GoogleAppsScriptを「どのように実行すればいいかわからない人」向けに、丁寧に手順を解説しています。これを見れば確実にGoogleAppsScriptを実行できるようになります。

https://pikary-box.com

代入演算子は、変数に値を保存するために使います。

基本の = に加えて、計算と代入を同時に行う複合代入演算子もあります。

• = (基本の代入)
• += (加算して代入)
• -= (減算して代入)
• *= (乗算して代入)
• /= (除算して代入)
• %= (剰余を代入)

例：

let x = 5;
x += 3;  // x = x + 3 と同じ。xは8になる
console.log(x);  // 結果: 8

x *= 2;  // x = x * 2 と同じ。xは16になる
console.log(x);  // 結果: 16

x %= 5;  // x = x % 5 と同じ。16÷5の余り1がxに代入される
console.log(x);  // 結果: 1

これらの演算子を使うと、コードをより簡潔に書くことができます。

次のコードの実行後、変数 y の値はいくつになるでしょうか？

let y = 10;
y -= 4;
y *= 3;
y /= 2;

比較演算子は、2つの値を比較して、その結果が真（true）か偽（false）かを返します。

• == (等しい)
• === (厳密に等しい、型も含めて)
• != (等しくない)
• !== (厳密に等しくない、型も含めて)
• > (より大きい)
• < (より小さい)
• >= (以上)
• <= (以下)

例：

let a = 5;
let b = "5";

console.log(a == b);   // 結果: true
console.log(a === b);  // 結果: false
console.log(a != b);   // 結果: false
console.log(a !== b);  // 結果: true
console.log(a > 3);    // 結果: true
console.log(a <= 5);   // 結果: true

ここで重要なのは、== と === の違いです：

• == は値が同じかどうかを比較し、必要に応じて型変換を行います。
• === は値と型の両方が同じかどうかを比較し、型変換は行いません。

そのため、a == b は true になりますが、a === b は false になります。

一般的に、予期せぬ動作を避けるために === を使うことが推奨されています。

次の比較の結果（true または false）を予想してください：

今回学んだ演算子は、プログラミングの基礎となる重要な要素です。

これらを使いこなせるようになると、GoogleAppsScriptでより複雑な処理を行えるようになります。

• 算術演算子で基本的な計算を行う
• 代入演算子で変数に値を保存する
• 比較演算子で値を比較し、条件分岐などに利用する

これらの演算子を組み合わせることで、さまざまな処理を実現できます。

ぜひ実際にGoogleAppsScriptで試してみてください！

次のコードの実行結果を予想してください：

let num = 15;
num %= 4;
num += 2;
console.log(num > 5 && num < 10);

この問題は、算術演算子、代入演算子、比較演算子を組み合わせたものです。